火曜日, 11月 21, 2006

春口廣

ALICEレビューは後日。

今「清宮克幸・春口廣対論 指導力」という本を読んでいます。
これだけで、なんの競技化とわかる人なかなかいないような気がします。
ラグビーの監督です。清宮は早稲田(今年度からサントリー)。春口は関東学院。
どちらも、超一流の監督です。そして、ここ5年間大学選手権の決勝はこの両校が争っているんです。
で僕は、焦点を春口監督に当てようと思います。
はっきりいって、僕は関東学院好きじゃなかったんですよ。どうも偏見的な見方をしてしまっていたんですよね。
新鋭であること。ここ9年選手権の決勝に進み、うち5度優勝を成し遂げている圧倒的な強さ。そして、監督の顔(笑)あと、お金とか推薦とかで選手を獲得しているんじゃないかという思いがありました。
しかし、この本を読み進めながら関東学院が、春口監督が好きになってます。
自分の偏見が強かったなーという感じがします。
まず、監督業35年で作り上げて今がある。チームにお金がない。選手も進んでくるわけではない。
そう、とにかくエリート集団ではなく雑草集団だったのだ。
伝統校といえば、早稲田や慶応、明治、法政といったところ。あと関東で強豪といえば大東大、筑波、日体大、関西でいえば同志社、京産大。それぞれ、ラグビーの競合であり歴史がある。当然プレーヤーとしてはこういった大学に行きたくなるものだ。
そう考えると、関東学院は春口が選手が集まらず、新鋭として強くならざる終えない。その苦労をして今の強豪校を作り上げたとするとどれだけ功労しているか。
2000年に慶応が優勝したとき、その伝統、タイガージャージということもあり応援してしまいました。
そのときの相手も関東学院で憎き関学と思い、慶応を応援してました。
あとは、エピソードも大きかったですね。栗原のストーリーを聞いたら誰だって慶応びいきになります。
でも、関東学院の苦労は知りませんでした。ただ、強いというだけで嫌っていた気がします。
でも実際は違いました。選手は当然ビックネームの早慶明あたりに行きたい。関東学院にはなかなか行きません。
だからこそ、この強いチームを毎年作っている春口監督というのはどれだけすごいことか。
それを今実感しています。
春口監督すいませんでした。今年こそ憎き早稲田を倒してください。(でも、春口監督と清宮さんは仲がよかったんですけど)
しりとり「ス」
「鈴木康友」
元プロ野球選手。内野手。西武、巨人、中日で渋いバッティングと堅守で活躍。その後コーチとして西武、巨人、オリックスで活躍。現在は解説者として活躍中

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