土曜日, 5月 27, 2006

山本英一郎さんの功績から日本の野球界の一層の改善を

山本英一郎さんが亡くなりました。日本のアマチュア野球界を支え、プロとアマの垣根を近くした人です。
長い間日本の野球界はプロとアマとの間で深い溝がありました。例えば一度プロになったらアマに戻れない。プロの選手はアマに野球の指導をしてはいけないなどなどわけのわからないルールが作られてきました。
しかし、山本さんは「日本の野球界を一本化しないといけない」と尽力された方です。
シドニー五輪ではプロ・アマ混合チームが生まれ1つのチームとして戦いました。プロの選手がアマチュアでもう一度野球を続けられるようになりました。
しかし、まだまだ野球界はスポーツ競技の中では遅れている競技と感じます。プロとアマの組織は分裂したまま。サッカーのように地域密着でやり始めたのもここ最近だし、未だしていないチームもあります。

国際的なスポーツとしても遅れているのは事実です。オリンピックから外れてしまったのも野球が世界でそこまで広まっていないという証拠です。
特に、アメリカとキューバは野球に対して政治問題から発展して大きな溝があります。
そんななか、この山本さんはキューバの選手を社会人野球に取り入れました。新しい道を開いたのです。

日本の野球界は問題が沢山あります。四国に独立リーグができましたが、今年プロ入りした選手は育成枠で一人だけ。ようやく最近プロに認められた。プロはこういったものを何故か良く思っていません。拡大させたくないのでしょうか。
アマチュア界は社会人チームからクラブチームへと移行し始めています。減ってしまっていたチームが次々に増えています。アマチュア界はひとりでに動いています。
しかし、プロ野球は閉鎖的でスポーツ組織という感じではありません。
これから野球界はどうしていかなければならないか。発展させる、人気を出す、子供達を取り込むこういったことを考えていけば自然と答えが見えてくると思います。企業主義ではなく、スポーツとして発展するにはということを考えるようになればきっと道が開けると思います。

しりとり。「コ」
「駒野友一」
サッカー選手。ドイツW杯の代表23人の1人。サンフレッチェ広島所属。ポジションはDF。両方のサイドバックを器用にこなすことができ、スピードと正確なクロスが持ち味。

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